2022/10/29 14:29

なぜここまでマツノ久留米に魅了されているのか。
少しでも魅力が伝わるといいなぁと思い書いてみます。

まずマツノ久留米とは愛知県豊橋市にある『マツノインセクト』というショップが販売しているオオクワガタです。
久留米の印象が強いですが、祖父江などの産地も販売しています。
今は2代目店主ですが、久留米に追いつく血統にしようと祖父江にも力を注いで頑張っています。
オオクワガタの他にスジブトヒラタクワガタも有名ですね。

他のショップと違う所はとにかく凄い数のオオクワガタを見る事が出来るところです。
北は北海道、南は九州からのお客様も訪問されるそうですよ。

これだけの個体を見て触って購入出来る血統はまさしく他にはない魅力でしょう!


下記写真はマツノインセクト初訪問の思い出。
この中には何百ものマツノ久留米が!


遠くて行けない!って方には次なる魅力をご紹介します。


少しでもマツノ久留米を調べられた方は松17-1は15-59x15-1、13MK1は11-1x11-8とか何やら暗号のような言葉を目にした事と思います。

これらの暗号が血統オオクワガタをやる上での醍醐味となっています。

下記のような表をよく目にするかと思います。


説明しますと、RN21-0のオス親はRN19-6の87.5mm、メス親はマツノインセクトの53mm。そしてRN19-6の親は・・・というようにずっと遡る事が出来るんです。上の表では何と10年以上前の2010年に羽化した個体まで遡る事が出来ています。

この表を見ながら次はこの血をクロスしてみようだとか、この血を濃いめにしたらどうなるのか、アタリラインにはこの血は絶対入っているなぁ、この血とこの血は相性よさそうだな、などと日々妄想している訳です。

私は特に拘りが強いので、虫を購入する際はその虫の実績も大事ですがそれ以上に必ずマツノインセクト個体まで遡れる事を絶対条件としています。例えレコード獲った兄妹でも遡れない個体であれば候補から外します。

元々競走馬の血統表を参考にしているようなので、競走馬好きな人でハマる人も多いみたいです。

このようにブリーダーの歴史の詰まった血統背景管理こそ最大の魅力のひとつだと思います。

初心者であっても、大きくならなくても必ず血統表を作る事をお勧めします。
そして、末永くブリードを続けていく為にも素性の分からないマツノ久留米は購入しない事を強くおすすめします。
まだまだ魅力はたくさんありますが、次で最後となります。

最後の魅力は何といっても美しくてカッコいい事!


2020年度KLB美形コンテスト優勝個体


私の代表個体の祖となるFDさん17年23番


マツノインセクトより購入の20年29番


最後までお読みいただきありがとうございました。